売上げは上げるのではなく、作ったのものを積み上げるもの

 

photo credit : Beantin webbkommunikation via flickr
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「売上げを上げる」という言葉がある。人に話したり伝えたりする時に、その言葉の持つ意味は、表現としては間違いではない。しかし、自己認識的には、上げるという端的な物言いでだけでは済まされない。何故なら、「売上げは作るもの」であること。その作ったものから、1つまた1つと、積み上げてゆくものだからだ。それは容易いものではない。事業活動や営業稼働において、その深い意味を忘れると、とんでもないしっぺ返しを食らうこととなる。だから「売上げを作り出し、そして積み上げていく」ためにもスルーはできない。読んだ本の中で、その事を教えてくれた本をまとめてみた。

Google Analyticsで集客・売上をアップする方法

Google Analyticsで集客・売上をアップする方法

 【内容紹介】「ホームページやサイトに、どうしたら集客できるのか」考案する時、Goolge Analyticsを使えば、見込み客の動向と目的が見えてくる。Goolge Analyticsを駆使して、その先は、ウェブマスターツールを駆使して、コンバージョンが上がるサイトにしていく。つまり、集客できて、売上の上がるサイトによみがえらせるということ。

【TAKE1より】私の様な初心者には、Goolge Analyticsを活用することはできませんでした。しかしこの本はその活用方法をわかりやすく説明してくれた。そして、その指標がどのように改善するべきかのヒントを示していることを理解する大切な本となりました。文句を言わずに24時間を営業してくれる優秀な営業マン(自社のホームページ)を作り出すことは、企業価値を創造できる重要な戦略です。

EXCEL売上データ分析 2013/2010/2007対応

EXCEL売上データ分析 [ビジテク] 2013/2010/2007対応

【内容紹介】多くの企業では自社の商品やサービスなどの売上に関する悩みを抱えている。原因として、販売データの分析手法が甘い、そして販売予測が立てられないことが考えられる。「自社の売り上げデータから法則性の読み取る」→「市場変化を予測する」→「販売計画を立案する」という3つの軸をもとに、実際のビジネスの現場で役立つ、分析に必要な考え方(理論)とExcelを利用した実際の分析手法実践について解説します。

【TAKE1より】売上データ分析および販売戦略を立てるために、EXCELを使った手法がまとめられている。売上げデータの分析力が乏しかった私はこの本に頼り、とても参考になりました。経営者や組織の運営者は予実分析が甘いと弱体化し大事に至る。反対に、現場の一人ひとりがこれを意識したら素晴らしく強い組織が生まれます。

選ばれる理由:どうしても売上と利益が増えてしまう心理マーケティング

選ばれる理由:どうしても売上と利益が増えてしまう心理マーケティング

 【内容紹介】お客様に商品を買う「理由」を用意すれば、どんどん売れる! 高額でも飛ぶように売れる商品もあれば、いくら値段を下げても売れない商品もある。お客様が列をなす会社もあれば、どんなに頭を下げて売り込み行っても売れない会社もある。 この差を生みだすのが「理由」なのです。「お客様が買う理由」を伝えれば、選ばれる。だから、企業は「選ばれる理由」を用意する必要がある

【TAKE1より】「選ばれる理由」は、どのホームページにも活用されている文言です。この本の数多くの事例は、経験したことがない業種のことも紹介されとても参考になる、ヒントになる。選択する動機付けは、企業が事前に消費者の購入するキッカケを作ること。選ばれるというフレーズの「客観的なスタンス」が、自社の商品の説明に用いれられることが「選ばれる」んです。

社長のための 1年で売上が急上昇する「黒字シート」

社長のための 1年で売上が急上昇する「黒字シート」

 【内容紹介】本書のテーマは、会社の売上を“計画的”に伸ばす方法。「黒字シート」に書き込むだけで、売上を劇的に伸ばす計画を立てられる、安定して売上を伸ばすためには、その場しのぎの対応ではなく、社長みずからがブレない売上計画を立る必要がある。2枚の「黒字シート」は、会社の方向性(ビジネスシナリオ)を示し、儲けの仕組み(ビジネスモデル)をつくるもの。そのシートに書き込めば、自社の強みを最大限に活かした「売上が急上昇する計画」を簡単に立てることができます!  

【TAKE1より】中小企業の社長は、会社の雑用係的な仕事がいっぱいある。この本には、オーナーだけでなく、組織の運営者にとっても耳の痛いアドバイスがいっぱいあるはずだ。今から起業してオーナーを目指している方には、成功する前には必読の書。会計士のアドバイスとして、利益を生み出す方法も提案もしているが、財務分析よりも、経費削減策よりも、責任者にとってするべき大切なことを明確にしてくれる。

1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス

1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス 

【著者より】私は大学を中退し、結婚・出産後23年間、3人の子育てに邁進してきました。「ブラブラしてないで働いたら?」の長女のひと言で、専業主婦生活とさよならし、時給800円でパートデビューを果たした44歳の私は、はじめてのお給料を7万円ほどもらい、3人の子どもたちに1人1枚ずつ5000円札をプレゼントしました。その5000円札をいまだに長女は、デスクマットに挟んでとってあるのです。 それを見つけたとき、私は彼女が本当に私のことを思い、私が働いたことを心から喜んでくれたのだと、うれしく感じました。

【TAKE1より】現在は女性が活躍中の企業が増えた。女性ならではのきめ細やかな対応など、男性では真似のできない「メクバリ」「キクバリ」「こころくばり」。難しい理論ではなく、使われやすい人材になるための気働きの方法、パートの使い方、仕事の質を上げるための方法や工夫、リーダーシップの持ち方、組織を動かすに当たって気をつけるべき事、上司の部下の教育方法なども参考になる。1人では売上げの根底は作れないことを理解する大切な本です。

6%の売上UPで利益が2倍になるワケ―損益分岐点を使える道具にする! 

 6%の売上UPで利益が2倍になるワケ―損益分岐点を使える道具にする! (パラパラめくって比べる会計)

【内容紹介】わかっているようで実は知らない、損益分岐点を使える道具にするナビゲーション会計。 

【TAKE1より】「損益分岐点を使える道具にする!」というサブタイトル通り、損益気分岐点の考え方が理解できる。例題も有り、読み進めるうちに損益知識がつく。『売上高がこの額を超えれば利益が出て、この額を下回れば赤字というときの売上高』『利益が出る売上高=総費用を上回る売上高』を理解し、利益を生み出す構造や仕組み作りには必携の書です。

売上アップの すごいしかけ

売上アップの すごいしかけ

【内容紹介】300社で実際に売上をアップさせた、17の「シンプルしかけ」。たとえば……●営業マンがお客様に対して「紹介してください」と言う→高確率で優良顧客をGETできる!●トップセールスマンが「売れているコツ」を作業ごとに書き出す→誰もが売れる最高のマニュアルが完成!●「顧客の要求からスタート」、略して「コキャスタ」口ぐせにする→「売る側と買う側のズレ」がなくなるので必ず売上がアップ!そのほかにも、●「売れない原因がわかる!」●「差別化ができる!」●「新規開拓コストが5分の1になる!」などなど…。どれもかんたんに実行できることばかりだが、ばつぐんの効果を得ることができて、だからこそ、らくらく継続ができる17の「すごいしかけ」。

【TAKE1より】この本は、あるメーカーの支店長さんから推薦されたものです。実例紹介が参考になります。誰もが売れる仕組み作りをプロセス化しているところは、ぜひオススメしたいです。

売上2億円の会社を10億円にする方法  業績アップの「設計図」【持出禁止】

売上2億円の会社を10億円にする方法 業績アップの「設計図」、教えます。

 【内容紹介】本書では、著者がコンサルティングの現場で高い実績を上げてきた「2億10億」のビジネスモデルを、「会社の設計図」として包み隠さずに取りまとめました。10億円を目指すための基本設計図から始まって、集客・営業・採用・教育・・・などの重要部品をどのように描きなおせばよいのかを詳しく解説します。実証済みの設計図、ゴールイメージとなる設計図がもうありますから、高い確度で10億円企業への最短距離をひた走ることができます。

【TAKE1より】企業の成長していくには、社長のスタンス、権限委譲による仕事の変化が必要だ。それにより雰囲気が変わり、メンバーの一人ひとりが成長できる素晴らしい本。理論や成功体験ばかりで実践できないノウハウは読むだけ無駄ですが、言いたいことをはっきり書いてありところが心に響きます。営業の手法を実践できないコンサルタントが多い中で、成果の出た方法は積極的に取り入れたい。

会社の目的は利益じゃない 誰もやらない「いちばん大切なことを大切にする経営」とは


会社の目的は利益じゃない 誰もやらない「いちばん大切なことを大切にする経営」とは

【著者から】ここに書かせていただいたことは、私にとってどれも当たり前のことで、真新しいことなど何一つないような気がしています。私はただ、質追求というブレない考え方、価値観をもち続けてきただけなのです。経営の世界では、20年、30年はあっという間に経過してしまいます。ですから地道にこつこつと、「人の幸せ」を本気で考え、実践し続けることこそ、経営の王道なのだろうと思います。 

【TAKE1より】一人ひとりの社員を大切にする求心力のある経営者や組織の運営者は常に成長しています。当たり前の事を当たり前にすることが、実はとても難しいこと。それを継続すれば、当たり前のことは、特別なものに変化する。もっと早くこの本に出会いたかったです。マネージメントの価値観を変えた本でした。ありがとう。

売上目標は立てるな! 20人までの組織をまとめるリアルマネジメント

売上目標は立てるな! 20人までの組織をまとめるリアルマネジメント

【内容紹介】小さくても「強い」会社をつくるための具体的マネジメント法を紹介。マネジメントについての書籍やセミナーで語られるのはほとんど大企業向けで、優秀な人材の採用が難しい中小・零細企業では役に立たないことも多い。本書では、歯科業界のカリスマコンサルタントとして知られる著者が、従業員10名前後の会社をまとめるリアルマネジメントの手法を紹介。著者オリジナルの「夫婦経営」の極意についても触れる。 

【TAKE1より】著者は船井総研出身の歯科医院経営コンサルタント。会社とスタッフとの間にwin-winの関係を築き、業績向上のためにスタッフに対してプラスとなるような動機付けを施し、教育プログラムを確立し、業績に対する評価を実施するといったプロセスを通じ、どの様に人材育成を図るのか、というテーマで構成される。経営にとって大切な人的資源を重要視し、その上でマネージメントをプロセス化する大切さを教えてくれる。

まとめ代えて

ここで紹介した本の共通点は、全て実績を出したノウハウであることと、オリジナルなものであることです。私も他人事ではなく、それを踏まえた行動をすることが課題です。そして、それを継続していくこと。売上げで悩んでおられる方に少しでも良い変化が起ったら、ウレシイです。