失ってわかること。何のためにお金を使うのか?

失ってからこそ、わかること。

ブラックジャックによろしく(作:佐藤秀峰より)
ブラックジャックによろしく(作:佐藤秀峰より)

最近は、元気だけれど、ふと自分が病気になったらどうしよう?などとフト考える時がある。誰にでもあるコトだろう。そんな時に人は健康=体力をつける=ジムやフィトネスクラブに入会したり、結局続かなかったり。実は、自分もそうだ。昨年にApp StoreのiBooksで無料配布されたブラックジャックによろしく(作者:佐藤秀峰)を読んだ。全巻無料ということもあり、ダウンロードして読んでみた。中学生の頃、手塚治虫のブラックジャックを読んでいたこともあり、二番煎じ的なイメージだけで、あまり期待はしていなかった。そのマンガの中で、普通の専業主婦のお母さんが「がん」になる話がある。手術や放射線治療、投薬などの治療を受けながら、懸命に生きようとする。だが、患者は死んでゆく。家族に看取られながら、命の灯火を静かに消してゆく。

それぞれのドラマがあった。

泣いた。

人間は誰もがいつかは死んでゆく。『あなたが迎えたこの朝は、他の誰かがどうしても迎えたかった朝なのです。』ネットの中で出会った言葉が頭に突き刺さる。当たり前に過ごし過ぎてゆく毎日にも、この空の下でいろんなドラマがある。
現在、日本人の2人に1人は「がん」になるといわれる時代となった。(東京大学医学部附属病院放射線科准教授 中川恵一 著「ビジュアル版がんの教科書」)「がん」は身近な病気のだ。この身近には誰もが抵抗がある。

ビジュアル版 がんの教科書

では、自分は「がん」と診断され、告知されたら。どうするのか?やはり、残してゆく家族のこと、生きている間にやりたいコトを考える。

ある人は、

子供が生まれるまでは、

子供が成長するまでは、

子供が結婚するまでは、

孫の顔をみるまでは、

 

またある人は、

この仕事が完成するまでは、

この作品を完成させるまでは、

リミットを意識する。

そう、その時までは、「生きていたい」と願う。そして、リミットを意識する。
人間は、この世に生まれて、そして遅かれ早かれ1人の例外もなく死んでいく。
それは、悲しいことではなく、自然の摂理だ。これから、いかに自分を生きていくのか?
自分に与えられた「人生」を無駄なく生きていくためには。
自分が日頃ほとんど意識しないもの、あって当たり前と思っているものほど重大だ。
無くして気が付くものがある。それこそが健康で、命の延長(=治療)をしていく。
一生懸命に!
病気になれば、とりわけ「がん」になったら、そのための治療はもちろん大変だが、治療費にはお金がかかる。
医療保険、がん保険をこれから、真剣に考えたいと思い、ググってみた。

保険には、

死亡保険

年金保険

医療保険

年金保険

介護保険

があるが、その中でも、最近は特に医療保険の「がん保険」に関心がある。
「ブラックジャックによろしく」に教えられたようだ。

がんが原因で死亡するのは、
男性では40歳後半から、女性では30歳から50歳までは、乳がんや子宮がんなど女性特定疾病があり男性それよりも高い。

まずは、自分と妻の分を資料請求をした。

最終話で研修医の主人公は、付き合っている看護師の彼女から、こう問われる。

『自転車を倒さないようにするにはどうしたらいいか分かる?』
主人公の研修医は黙っている。
『走り続けること・・・・』
『自転車を安定させるには、止まっちゃダメなんだよ・・・・・』

私達は、走り続けるしかありません。

「幸せ」=「愛」>「健康」>「金」
まずは、愛すること。そして、健康な体を維持すること。お金はその後。
お金持ちでもいつかは死んでゆきます。人生を楽しむためには、人を愛する心と健康な体。
お金はそれを実現する一つの手段だ。それが、幸せに繋がる。
もし、愛する人と暮らしていたりや打込んでいる仕事など、人生の途中で、「がん」などの病気になったら、誰もがリミットを意識して、リミットを伸ばしたいと思うだろう?
そのためにお金を使うことが大切で、そうなった時を想定して、保険などを準備すること。
これからの人生を楽しむためには最低限必要だ。
初めて、自分の残りの人生を楽しむという前向きな気持で、「保険」と向き合った。


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