そうだ、京都、行こう。
のキャッチフレーズがあちこちの東京メトロの地下鉄の駅の派手派手しいポスター
数年前、関東方面に出張の時に何時でも出迎えてくれた。
関東方面に住む方には、京都はとても行きたい街らしく、
旅に出たい街、そして住んでみたい街だとのこと。
この季節の京都は、とても、シットリしている。
艶やかな春を迎える前の静けさもあり、尚の事、はんなり感がある。
そうだ!私は、もう京都に住んでいる。
観光雑誌にも、
TV番組にも、
取り上げられない京都の良さも、この街のあちこちに、
そして日常会話なんかにも潜んでいたりする。
メジャーな神社お寺でも無く、風光明媚な景色でも無く、
実はひっそりと、静かに、時を超えて、そこに存在している。
この街の人それぞれの楽しみ方はあるだろうが、
この街に棲み家(スミカ)がある者として、この街−京都のあれこれ−を語りたい。
京都に住んでいる人は京都人とか、
京都に住んでいる人たちは気位いが高く付き合いにくいとか、
商売がやりにくいとか、
あまりよいイメージではない。
まとめると、京都に住んでいる人たちは、
コミュニケーション能力があまりよろしくないとの評価をされている。
さて、ほんとうのところはどうだろう?
大袈裟かもしれないが、
京都に住んでいる人たちは、”へりくだり”を知らないうちに身につけた。
例えば、街中を何気に散歩している。
女性Aと女性Bが街で出合う。
『おはよう。』
『こんにちは。』
『こんばんは。』
はアタリマエのこと。でもこの街は、この次の挨拶は、これから始まる。
女性A:『こないだ、ごめんなー。』
女性B:『こっちこそ、ごめんなー。』
女性A:『ほな、またな。』
女性B:『ほな、またね。』
普段のあいさつは、ここからスタートする。当たり前にここからスタートする。
本人たちに謝る素振りはこれっぽっちもなさそうなのだ。
それが知らず知らずに、普段使いのコミュニケーションになっている。
へりくだりで、相手をたてる。自分を下げてコニュニケーション。
枕草子風には、いとおかしの日常会話なのだ。
それが、京都人のコミュニケーションの取り方である。
「そんなんあたりまえやんか!」と思うあなたは、もう立派な京都人。
京都においない!
この街は、一年中で静かでシットリ、はんなり、艶めく春の季節を待っている。
冬のこの季節の京都が、そのままの街を楽しめる。
きっと多くの人を魅了するはずだ。
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